朋友について

　私は、事故で自らが障がい者となりましたが、仕事が生きがいである自分にとっていかに社会復帰するかという事を念頭に、いろいろな工夫をして今日を迎えることが出来ました。働くために許される環境も人それぞれで、家族構成、家族を含めての健康状態などによって制限されます。当たり前のことですが、一人一人の考え方や表現の仕方や価値観も違います。そんな違いを持った人が集まり、仕事をしていくのが会社です。それが、生きていくために仕方なく働いている職場であっても、気持ちよく働ける職場であるほうが望ましいということについては明らかであります。
　現代社会においては、障がいだけではなく、性別や年齢、学歴、人種、国籍、宗教、趣味嗜好などに関係なく、個人の能力を正当に評価するのが当たり前となってきました。福祉施設においても同じです。多様な人たちが集まり、多様な能力を集めて、新しい成果を出していく職場となって欲しいと思っています。障がい者だからと言って甘えず、自分の出来ることは自分のスピードで確実にこなしていく、仲間を信じ信頼して働くことが出来る、休憩時間には笑顔が絶えない、そんな職場になるよう頑張っていきます。